だらだら過ごす

ここ最近の自分の中のキーワードとして「がんばらないこと」を意識してきた。

いまどきというか、知的労働というか、プログラマーという職種はがんばったからと言って必ずしもうまくいくものではない気がしてきた。むしろ積極的に「がんばらない」感じでずっと続ける方が重要なことのように思う。

熱血というほどじゃないけど、どちらかというと自分はがんばりやさんな方だった。「だった」とあえて過去形を使う。というのは、周りの人に比べて、私は何の取り柄もないし実力もない。だからせめて熱意だけは持とうとか、やれるだけがんばろうみたいなところがあった。最初の会社のトラウマもあるが、毎日怒られるのとどう向き合うかという切実な課題に対して、これだけやってダメだったら諦めもつくといった、何と言うか結局のところ、私はいかに怒られないか、また怒られても自分が傷つかないためにどうしたら良いかという自己防衛のためにがんばってきただけだ。

最近はもう誰も私のことを怒ったりしない。もう怒られる年齢をとうに過ぎてしまい、仮に怒るに値することがあったとしても、値するとはなかなか皮肉がきいておもしろい表現だ、「値する」ことがあったとしても、この人は残念だなで見過ごされるようになっているのだろう。だから、いつの間にか、とっくの昔に私自身が恐れていた、がんばらないといけない理由がなくなっていることに気付いた。

がんばらなくても誰も私を責めない。代わりにお仕事がなくなるだけだ。むしろいまがその状態だとも言える。

だから、もう私は「がんばる」ことを止めようと思う。自分の好き勝手にやって、うまくいかなかったり、周りが期待したものじゃなくても「ごめんなさい」とだけ謝って生きていくような姿勢を持とうと考えている。

がんばるのはしんどいし、がんばったところでうまくいくとは限らない。がんばらなくても、うまくいくこともあるならそれに越したことはないだろう。

基本理念はこれだ。

読解いやな法則: 何もやらないよりはだらだらやった方がまし

http://0xcc.net/blog/archives/000079.html

興味のないことや「がんばらないといけない」ようなこととか、そういうのは基本的に全て断ろうと思っている。もっとのんびりと生きていきたい。