英語発表会の見学

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教育専門のコンサルティング会社 (?) の英語発表会を見学してきた。

それぞれのクラスの生徒がグループ単位でスピーチやディスカッション、ミュージカル、寸劇を行うようなイベントのようだった。英語学習の目的で代表の方のブログを読んでいたのがきっかけ。11時半から14時半までプログラムを見てきた。

以下、所感。

  • マチュアとしては練度が相当に高い、そして英語が目的だからおもしろい
  • (私からみて) 過度なフレンドリーさやテンション、おそらくこの手のスクールは自己啓発系の要素が強い気がする
  • 会場の聴衆のほとんどが関係者だと思えるので積極的に場を盛り上げてる
    • 会場の雰囲気が良いから、発表者は発表しやすいと思う
    • (私のような一般人からみると) 仲間内感が強い雰囲気を受ける
  • 日本人の英語のプレゼンテーションは聞き取りやすい
    • 単語と単語の区切りがはっきりしている
    • ネイティブのように発音してるかしてないか分からないような曖昧な流暢さがない
    • 日本人が発音しやすい音域のせいかな
  • 英語関係なく、プレゼンテーションそのものは凄く上手

良いとも悪いとも言い難い所感なのだけど、発表そのものは、シンプルにおもしろかった。社会人が「がんばって」準備している (ようにみえる) だけあって、企画も構成も凄くしっかりしている。発表もかなり練習しているのが分かる。見ていて飽きないし、ユーモアを随所に入れている。英語で笑いを取るのはとても難しいだろうから、これは凄くレベルの高いことだと思う。ちょくちょく軽い下ネタがあって、普通にみんな笑ってるけど、何で英語が目的の発表にそんな要素を入れる必要があるのか、私はあまり理解できなかった。

このスクールは、きっと目的と手段の入れ替えを意図的にやってるんだろうなと思った。発表内容のレベルは凄く高いのだけど、相応の時間を練習や準備に費やしていると思う。おそらく英語以外の要素が大部分だと思う。英語を学習するという目的を、発表を成立させるという目的にすり替えて、その表現方法の手段として英語を使うというやり方だ。

だから、日々の生活を変えたい、友だちを増やしたい、教養を身につけたいといった人にとっては、この手のスクールは凄くあうような気がする。楽しくグループワークして、ついでに英語「も」身に付くからだ。私は英語「を」身につけて、自分のお仕事や趣味に生かしたいから、ちょっとスタンスが違うような気がした。

うーん、何かしっくりきてないな。

鯖寿司が食べたくてお寿司屋さんに行ったら、今日は良いサーモンがあるよと板前さんに言われて、それならと、炙りサーモンを食べたら確かにおいしかった。帰って来てから、でも私は鯖寿司が食べたかったんだけどなぁと思い返すような感じ。