孤独と向き合うようになったこと

明日からまた新しいお仕事を始めるのと、ここ最近気になる記事を読んだのでちょっと振り返りをする。

新入社員の6割がアンケートで「今の会社に一生勤めようと思っている」だそうな。この先40年以上続くような企業は6割もないでしょうと思うものの、新人さんだから世の中の空気を読めていないのも仕方ないだろう。それは良いとして、そのアンケートに関連して以下の記事を読んだ。

但し、上記リンク先でも書いていますが、職歴の空白期間だけは作らないでおきましょう。

2012年新入社員は現在の会社で一生働きたいと考える人が多い?

その「上記リンク先」に書いてある内容を抜粋する。

この無職空白期間は転職活動で最も重要視され、例え自分で稼いでいたとしても不採用になる確率は高くなります。ましてや無職で何もしていないのは直ぐに分かりますので、今すぐバイトでも派遣でも良いので職歴をつくってください。

専門・大学新卒の半数は無職か三年以内で退職する・・・職歴の空白期間は避けなければいけない

仮に転職するとして、無職空白期間はダメだと言う。うん、その通りだとは思う。

とはいえ、この空白期間もそう悪いものではないということも伝えてみる。私は無職になって1年経って1つ分かったことがある。その1年のうち半年は働いて、半年は遊んでた (ツール作ったり翻訳したりもしてるけどね) 。

フリーになる前の一番の不安は「継続して仕事があるのか」ということだった。 で、10年やってみてわかったのは、この不安は無くならない ってこと。 だから、不安と共存する方法を身につけ、目が悪い方に出た時の準備をしておくしかない。

http://blog.practical-scheme.net/shiro/20120503a-freelance

そう。私もこのままお仕事がなかったらどうしようと不安になることがしょっちゅうある。もっと言うと、不安になる時間がたくさんある。

本当は正社員で会社に勤めていたとしても、その会社が倒産もしくは業績悪化してリストラされるリスクはあるのに交通事故のようなもので、自分だけはそうならないと考えがちだ。これが無職になることで、空白期間があることで、この先どうやってお仕事していけば良いかを真面目に考える機会が訪れる。

そのときに自分とちゃんと向き合えるか。孤独に負けないか。

私の場合は、

  • PyCon へ行ってきたこと
  • 英語をちゃんと学び始めたこと

が自分で出した答えでもある。仮にお仕事がなかったとしても後悔しない、うまくいかなかったとしても止めない、そういう自分との闘いをすることも無職の良いところだと思う。

確かにキャリアとしての空白期間はマイナスにしかならないけど、人生にとっての空白期間はプラスにすることもできる。そんなことを思いながらツイートした。