チュートリアルを受けてきた

学生時代に海外旅行すべきだと私は強くお奨めする、私はしなかったのでとても後悔してる。

その理由の1つに、異なる文化やシステムに遭遇して、どうして良いのか全く分からなくて、周りの人に助けてもらって何とかなる、という経験をたくさんするからだ。日本にいると、おもてなしのサービスレベルが高くて経験しにくい。海外旅行をすると、そういう状況で周りの人に助けてもらう機会が多くなる。日本で困っている外国人を見かけたら手伝ってあげようとか、困った人の気持ちがよく分かるようになると思う。

英会話レッスン

時差ぼけのせいか3時頃に起きた。ホテルの wifi ネットワークはかなり快適なので、rerejob のレッスンも受けてみたら普通に会話できた。異国の地で孤独感バリバリなので自分のペースで英会話できる相手がいてちょっと安心したというか嬉しかった。ネットワークさえ快適なら滞在期間中もなるべくレッスンを受けようと思う。

日本とカリフォルニア (PST) の時差は-17時間なので日本の23時がカリフォルニアの6時になる。

コンベンションセンターへの道

午後から PyCon のチュートリアルに参加するために朝から出かけた。以下はバス停で取った路線地図に宿泊先のホテルと移動の行程を追記したもの。

旅行前に多くの人からアメリカは車社会だから、レンタカー借りないと大変だよと言われていた。とはいえ、普段車に乗らない人が、慣れない国で運転する方が私にとっては自殺行為に思えるのでレンタカーは借りないように考えていた。

先ずはホテルから目的地のコンベンションセンターまで歩いていけるかを試してみることにした。

サンタクララの道路は、碁盤目のようになっているので道さえ分かれば迷う心配はなさそうだ。上の地図で、ホテルから左折する交差点までが15分で歩けた。およそこの道のりを 1/6 と見立てて、90分歩けばコンベンションセンターに着きそうだと推測できる。交差点を左折後、てくてく歩いていくと、警察官が交通整理 (?) をしていた。

コンベンションセンターへ行くにはこの道を真っすぐであってるよね?と尋ねてみた。そうすると、道は正しいけど、かなり遠いからバスに乗るべきだと言う。当たり前か。少し行ったら、バス停があるからそこからバスに乗れとアドバイスしてくれた。ガッツで歩いても良かったけど、道が分かっていてバス停を見つけられたのでバスに乗ることにした。ちなみに矢印の青色が徒歩で移動したところ、赤色がバスに乗って移動したところ。

結果的には、徒歩30分 + バス10分 + 道に迷う10分といったところで、ホテルを出て1時間ぐらいでコンベンションセンターへ辿り着けた。

バスに乗る

バス停で待ちながらガイドブックでバスの乗り方を予習する。バスは15分に1本ぐらいかな。

上の地図には路線番号が書いてあり、コンベンションセンターへ向かう路線は 57 と 58 の2つの路線が走っていた。たまたま路線図案内のないバス停で、最初は分からなかったので先に来た 58 のバスに乗った。結果的には 57 のバスに乗るのが正解だった。

バス料金は、Single Ride が2ドル、Day Pass が6ドル。初めて乗ったとき、ちょうど1ドル札の手持ちがなくて、運転手さんからバス内では両替できないと知らされる。どうしたら良い?って尋ねたら、乗り合わせている他のお客さんに両替できる人はいないかと声をかけてくれて、乗りあわせた親切な人が5ドル札を1ドル札に両替してくれた。感謝。

その運転手さんから Day Pass 買っとけって言われたので、その時は Day Pass を買っておいた。車内を見渡すと、路線ガイドが置いてあり、バスに乗ってから初めて路線図と路線番号を確認した。そして 58 の路線バスは、コンベンションセンター近くまで行かないことが分かったので、途中で降りて 57 の路線バスに乗り換えることができた。

最終的に乗り換えや帰りのバスも含め、今日は4回バスに乗った。基本的には路線バスは、真っすぐ進み、交差点を過ぎたところにバス停がある。乗り込んだバスの車内には、その路線番号に対応するガイドが置いてあり、そのガイドを見ると乗った路線バスの道程が分かる。

バスの乗り方として、目的地が分かっている場合は、交差点の看板でストリート名を確認してから降りると良さそう。日本とは違い、車内に次に止まるバス停 (ストリート名) の案内板のようなものはなく、バス停に止まるときにそのアナウンスもないので、いまどこを走っているか把握してないと簡単に乗り過ごしそう。これが自己責任というやつか。地図がない、もしくは目的地に近いバス停がどれか分からない場合は、運転手さんにここへ行きたいから近くのバス停に着いたら教えて!ってお願いするしかないだろう。

コンベンションセンター

お昼前には Santa Clara Convension Center に着いた。日本で言うと、東京国際フォーラムみたいなところ。

wifi ネットワークも快適だったのでチュートリアルまでの待ち時間に昨日、購入した T-Mobile の SIM カードについて調べ、その後はチュートリアルに参加して帰ってきた。

ベーグルウィッチ

コンベンションセンターの近くで見つけた。

エッグベーグルウィッチ ($4.6) を食べてみた。野菜たくさんでボリューム感あっておいしかった。アメリカへ来て初めておいしいものを食べた。今回の旅行はベーグルショップをメインにしようと思う。

チュートリアル

PyCon の前々日、前日と2日に渡って有償 ($150) のチュートリアルが開催されている。せっかくの機会なので1つ受講してみた。

グラフ理論の入門本から用語の定義や概念は予習していたので前半の導入からうまく入っていけた。細かい内容はイベントレポートに書くとして、ざっくりチュートリアルを受講しての所感はこんなところ。

  • 点に名前を付けて、線にメタデータを関連付けるのがグラフなんだよという説明が分かりやすかった
  • 世の中の関連をもつモノは、何でもグラフで表現できるんだというのが分かった
  • 講師が tuple をトゥープルと呼んで、聴衆からタプルだよ!とツッコミが入るものの、オレはトゥープルと呼んでるんだと一蹴していた
  • サンプルプログラムがちょこちょこ間違えてて、聴衆のツッコミで訂正していた
  • 講師が聴衆とやり取りしながらプレゼンを進めるのがすごく自然でうまかった

グラフ理論入門

グラフ理論入門

pocket wifi によるネットワーク接続

ちゃんと調べてみると、日本から持っていた emobilepocket wifi (D25HW) だと、アメリカのキャリアの SIM カードでは接続できないらしい。

また、T-Mobileの3G W-CDMA使用周波数は特殊なので、米国外で販売されている携帯やモバイル通信端末で、T-Mobileの3G周波数に対応している端末は、殆ど無いはずです。

アメリカ携帯各社の、プリペイド・モバイル・データ通信料金 « アメリカより

結論から言うと、Pocket WiFiAT&TでもT-Mobileでも使えそうにありません。

b-mobile WiFiをアメリカ(サンフランシスコ)のAT&T回線で使う - 谷本 心 in せろ部屋

そうか、昨日の AT&T ショップで確かに店員さんに D25HW を見せて「それは使えない」と言ってたのを思い出した。周波数の壁というのもあるのかと知った。D25HW はググると、色んな国での利用実績があるので、どこの国でも使えるものだとばかり思い込んでいた。

そこで、プリペイド pocket wifi なるものがあるそうだ。

帰りに AT&T ショップのお向かいの家電量販店へ行って尋ねると、このブログ記事の Virgin Mobile USA の pocket wifi が出てきた。デバイス本体が $140 で、1ヶ月/500MB まで使えるプランが $20 だった。

アクティベーションを店員さんにお願いしたら、その店員さんもこれまで扱ったことなかったみたいで、ネットで調べたり、サポートに電話したり、デバイスwifi 設定をしたり、私も一緒になって調べたりした。大雑把には以下の2つの手順でできそう。

  1. Virgin Mobile の pocket wifi 向けプランを購入して、オンラインでアクティベーションを行う
  2. アクティベーション完了後にいくつかの設定項目をデバイスwifi 設定に登録する

あれこれ試しながら、2人で1時間ぐらいやって、無事に設定を終えて疎通確認も取れた。

(低額で) インターネットに繋がる回線を手に入れると、どこでも生きていける気がして精神的に楽になった。これで最終手段の SB の iphone から AT&T 回線を使わなくて済みそう。