一週間経過

普通なら新しい職場に行くと、1ヶ月は意識してがんばらないようにしている。

私は人見知りする方で、知らない人間関係にいると平時よりも緊張してしまい、それが疲れにつながる。すると、結果的に生産性を下げてしまう状況を招くので、慣れるまで意識的にがんばらないようにして体調を整えるようにしていた。その期間として1ヶ月ぐらいが妥当だと考えていた。

でも、今回は前にアルバイト経験もあるし、そのときと同じチームに入ったので緊張度は相当に低い。2-3日雰囲気を掴んだので最初から全開モードでいこうと思う。

実はフリーランスのとき、1つだけ目標をもっていて、3ヶ月で目に見える実績を上げることにこだわっていた。それでこの前のアルバイト先では、自分が納得できない成果になると予測されたときに契約を破棄したいと申し出た。(経営者が継続を望んだので) 続けたけど、結果的にしょぼい成果しか出せなかった。しかし、仮に成果が出せなかったとしても個人のキャリアを傷つけるものではなくて、その会社の文化や業務にあうあわないといったマッチングの問題でしかないと、それなりの年齢になった自分はそう思うようにしている。1つ2つ仕事に失敗したからと言って落ち込んでる時間はない。

この考え方は、会社の業務やそのビジョンと、個人のキャリア戦略を考える上でそれなりに役に立っている。最初の会社の、雰囲気の嫌な人だったけど、良いことを言うなと尊敬していた管理部長の言葉が頭の中に残っている。

成果が出る努力をしなさい。

正社員になって良いことの1つとして、先を見据えていろんな種蒔きをできること。

1-2年先に成果が出始めるもの (スキルアップや人間関係の構築、広報活動) 、3-5年先のために準備していくもの (英語、ビジネス、書籍) がある。生活 (経済的な基盤) が安定することによって、中長期的な個人戦略の安定性も増すことになる。正社員になっての、最初の1-2年はすごく重要だ。ここでつまづくと未来がない。こと業務の成果や成否を分けるものの大部分はその「準備」にある。

準備しなくても既にスキルがある人は、その「貯金」でやっていけば良い。けれど、私にはいまの会社に通じる貯金が少ないので一から練り上げて作り込まないといけない。

但し「捨てる神あれば拾う神あり」とは良く言ったもので、新しいキャリアやスキルを獲得するには、いまの何かを捨てないといけない。私は複数の会社を渡り歩いたおかげで、捨てることに関しては何ら躊躇がない。そして、新しいことへの挑戦やそのリスクにも積極的だ。これはスキルではなくマインドの問題だ。それがいまの自分の唯一の武器だし、その強みを展開して2年後に実績を上げるには、最初の1-2年で何を学び、どう行動するかに懸かってくる。

結論として、一言でまとめると、うだうだ言わずに目の前のことをがんばろーってことだ。