抱負か雑感か、そんなもの

忙しいわけでもないけど、
家に帰って寒いと文章を書くのが億劫でおざなりになってた。
誰もいないオフィス (朝とか休日とか) が好きだなぁ。

ワーク的なもの

転職して試用期間の3ヶ月を経過した!
就業前に試用期間で解雇することもあると社長からは聞いていて、スキル的にはそうなってもおかしくないのでちょっと危機感をもってた。

本当は経過した12月に書こうと思ってたけど、当時は余裕がなかったのでいま書く。

SIer -> Linux Distributor -> パッケージベンダ -> フリーランス -> パッケージベンダというキャリアを歩んできた。その中でのキャリア観としてこんな風に考えてる。

  • 本業はプログラマーで生きていく (マネジメントをやらないわけでもないけど)
  • コンサルはやらない
  • (自社パッケージの拡張以外の) 受託開発はやらない
  • 組織が信用できなくなったら文句を言わずに辞める
  • 業務上は嘘をつかない

組織を守ることも大事だろうけど、価値観にあわない業務では自分の力を発揮できる気がしない。そういう意味では、全力を出さないと周りとの競争力や差別化ができないという自身の能力の無さだろうと思うし、性格的なものかもしれない。

いまの職場は経験してきた中で最も優れた職場だ。

もちろん上には上があるだろうけど、自分の能力からすると、待遇も業務も同僚・上司にも恵まれていると思う。技術至上主義的なところ、なぁなぁの人間関係がないところ、コミュニティ活動を奨励しているところ、他にもいろいろあるけど、日々の業務でプレッシャーを感じないので自分のやりたいことに集中しやすい環境だ。

開発体制もビジネスも比較的、安定しているようにみえる。無理して 120% で業務に取り組まなくても 80% ぐらいでいまのところやれてる。その余裕のある時間を使って個人的なことにも取り組みやすいかなと考えている。

テクノロジー的なもの

良くも悪くも Python だろうな。

業務では Java/JavaScript がメインで、私はどちらもできないから後ろめたいところがある。ある言語の背景から設計思想、その文化が分かるようになるには2年ぐらいかかると思う。いまから Java をがんばってもきっと業務で役に立つのは2年後ぐらいで、いまは迷惑をかけないよう、保守や拡張がメインになるだろう。幸いにも2ヶ月間取り組んだ動画配信機能はちゃんと形になった。それはグループリーダーのアドバイスを受けて設計したものだから、私でも何とか実装できた。

逆に捉えると、社内には Python プログラマーが少ない。自分が開発した Python ツールや業務で使っている Trac の運用などは私にイニシアティブがある。TracTicketReferencePlugin が良い例だけど、このプラグインは業務で普通に使われていて、いくらか業務改善になっているんだと思う。

いまどき Python 製のツールを使わない環境/サーバーはないだろうから、そういうグルー的なところ、ちょっとしたツールや業務改善を積み重ねて、積み重ねて、イニシアティブをとっていくのが現実的なところかな。業務も要件も中規模であるということが幸いしていて、そういった改善のポイントがたくさんみえている。そして Python はそういう隙間を縫うところに強い気がする。

ファイナンス的なもの

就職して安定したことと個人的なことが重なって、自分の人生を経済的な視点から見直している。

とは言っても何も具体的な基軸がないため、以下の本を読んで、これまでの経験とかを照らし合わせながら考えていた。いつか書評を書こうと思いつつ、もしかしたら書かないかもしれないけど、どちらも良著だと思う。

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

投資戦略の発想法〈2010〉

投資戦略の発想法〈2010〉

特に「投資戦略の発想法〈2010〉」を読んで wikipedia:木村剛_(コンサルタント) という著者の名前しか知らなかったけど、その知識量や頭の良さをすごく感じたし、私も価値観があうところは多かった。そんな頭の良い著者が逮捕されているという皮肉も含めてなかなか人生とはおもしろいものだと思う。

資本主義経済の仕組みやお金とは何か、どうすれば年収が増えるか。これまで個人としてはお金を稼ぐ能力ばかりを意識してきた。その次のステップが能力をお金に変える取り組みを考えていくものだろう。

経済的なところをあまり意識してこなかったのもあり、同年代の水準から比べるとかなり悪いそうだ。普通だと思っていたのが普通じゃないというのは、けっこう危険なものかもしれない。この先2-3年は個人の支出削減と、できれば無理のない範囲で副業も探そうと考えている。フリーランスのとき、いろいろ経験できて楽しかった分、その反動なんだろうなぁ。

最も簡単な支出削減の目的で、最近は勉強会や飲み会の参加を自粛している。勉強会はキーワードを知るには良いけれど、キーワードが分かっているなら独学する方が効率的だ。飲み会は仲間がいて人生を豊かにするけど、それ以上に支出が大きい。

ライフ的なもの

30歳を過ぎて落ち着いてきたところ、選択と集中を考えるようになったところ、経験からみえるようになったところ。人それぞれにいろいろ思うものがあるだろう。

基本方針としては変なことをしない。つまりは直感でおかしいと思うことはやらない。

若い頃のように勢いもないし、潜在性を評価されることもないだろう。何かをやるなら正攻法で取り組む。正攻法の定義も人によって違うかもしれないけど、1つは独学だ。勉強会を否定するわけではないけど、周りに人がいると勉強できるとか、凄い人が身近にいると捗るとか、それで確かな実力が身につくようなことは経験上なかったし実際にないと思う。いまは正攻法での取り組みが英語学習になるけど、比較的うまく続いてるし、少しずつでも続けていくことを重視している。

それから無理をしない。おじいさんみたいなことを言うけどもう疲れた。

平日はお仕事をして、夜も勉強して、土日は勉強会へ行くみたいなことを常態化しない。気が向いたらやるし、おもしろかったらやるし、英語はまぁやるけど、他人に言われたからやるみたいなことはしない。

あとは怒らない。

もともと怒らない方だけど、もうちょっと広義に解釈して、不平を言ったり、揚げ足を取ったり、自分の見解に固執したりしないようにする。これは私が尊敬するような人たちがそういう雰囲気をもっていることが多いからだ。そういう雰囲気をもっていると、困ったときに困らないような気がする。